買って5年。5分山か・・・
買い換えを考える方も多いかもしれません。タイヤは溝が深いほど間違いなくイイ物ですが、溝が減ってくると冬道で効きが悪くなる?っと聞かれれば私だったら「一概にそうとは言えませんよ」と答えます。
この記事ではタイヤの溝が五分山だと急いでタイヤ交換しなきゃダメなのか?自分の体験に照らしながら書いてみました。
路面によって効きが違う
スタッドレスタイヤの溝の深さと冬道での効きの関係って、夏タイヤの雨天時の効きと同じような関係ではないでしょうか。
そこで冬道のシーンごとに傾向を書いてみました。
アイスバーン
街でよく見かけるやつです。黒いアスファルトを濡らしていた水が凍ったやつですね。コレはスタッドレスの新旧や溝の有り無し関係なく滑りますし、関係なく効きます。
テレビのCMで氷上性能を謳う商品もありますがユーザーの感覚的には「おッ!?止まるなぁ~♪」って感じはしません(笑)
除雪後の平らな路面
雪国でよくあるシーンです。除雪ローダーやグレーダーが除雪した後に顔を出してくる路面です。
これはスタッドレスタイヤがもっともよく効きます。しかも沈み込みも無いので溝の減ったタイヤでも全然OKだと思います。
路面が硬いのでタイヤの溝の沈み込みも少ないので、溝が無くなってきたタイヤでも十分に走行できます。
また、雪国に住む僕がもっとも快適だなぁ~って感じる道路ですねぇ。
圧雪路
降り積もった雪を通過する車が踏みしめた路面です。この道路環境がタイヤの溝の有無しを最も感じる路面かもしれません。
溝って結局水や軟らかい雪をはねのけて下にある硬い路面をつかむためのものだと思うんですね。つまり溝が少ないというのは
はねのけられる量が少ない。またははねのけきれない
っていうことだと思うんです。
なのである程度路面の軟らかい圧雪路は、溝の残量は相当にタイヤの効きの違いを感じると思います。
ベチャベチャ・ザクザク路
あまり寒くない時の雪の日。または日光、融雪剤等でぬかるような状態の道路です。わずかですがこれは溝があった方がいいですが、どちらにしても攻略は不可でしょう。
特に速度を上げて走ると水の上を走っているようなものなので、ひとたびコントロールを失うと運転上級者でもコントロールを取り戻すのはほぼ不可能になります。
決してムリをしてはいけない、速度を上げてはいけない路面状況の一つですね。
冬は暖かい日が超危険
寒さが厳しい時は誰もがスリップ事故に注意するもですが、寒さが緩んだ時はなぜか心も緩みます。
でもタイヤ的にいうと逆で、タイヤは寒いほどよく効きますが暖かい雪道ではあまり効きません。
僕的には-2℃くらいの雪道が最も怖いです。スタッドレスタイヤが威力を発揮できるのは-4℃以下だと考えています。
タイヤによって圧力を受けた氷面が瞬間的に水化する現象と関係があると思っています。
この現象は新品のタイヤでも古いタイヤでも同様だと思うので、-2℃前後の12月にタイヤの優劣を決めるのは不可能だとも考えています。
まとめ
僕の今使っているスタッドレスタイヤはもう10年目ですがまぁ五分山以上ありますし(笑)あまり効きに不足を感じないのでまだ使ってます。
冬の初めにズルッとした時に「もういい加減買おうかなぁ」とも思いますが、本格的な冬になると昨年と同様の効きを感じるので今に至ります。
スタッドレスタイヤは保管状態がよければ10年目でも十分使用に耐える事を自分で体現しているんだなぁ~って思ってます(笑)
ただしそこには一定のルールもあって、絶対に譲れないのが“ゴムの柔らかさ”です。
ゴムがすっかり硬くなったタイヤは効かないと思うので勘違いしないでくださいね。
ちなみにゴムを硬化から守るのは・・・日光の遮断です。タイヤ交換した後、外したスタッドレスタイヤは決して日光の当ることのないように日の当らない場所か、カバーをかけて保存してくださいね。そうすれば僕のように永く使えると思います。
五分山でもゴムがまだ生きていて、あまり速度を上げなければまだなんとか使えるかもしれません。でも命にかかわりますからね。できる限り早く交換しましょうね。