「あの時・・・」なんて考えない。保険以外(笑)
「もしあの時~していたら・・・」
こんなふうに考えること、ありますか?例えば今の僕の場合
- 事故の時、妻が警察に僕の病気を言ってなければ会社で入ってくれていた保険(あ〇お〇保険)の給付金が出たかもしれない
- そもそももっとてんかんに造詣の深い医師の診断・治療をうけていれば事故を起こすことは無かったかもしれない
- 早く発作をコントロールできていれば交通事故も起こさず会社も辞めずにあの頃の生活がそのまま続いていたかもしれない
今、発作がコントロールされ、ハローワークで求職活動をし、徒歩や電車バスの移動にすっかり馴れた今の私は
なぜか「あの時・・・」と、考えることはありません。
なんでそんなふうに考えられる?
ひとたびてんかんを発症してしまうと、薬で発作をコントロールできるようになっても、誰かを轢き殺してしまう可能性は・・・あります。薬で発作を100%止めることはできないから(ほぼ止まりますが)
それでも僕のようなクルマ好きが、自分の趣味に適う事業所に勤務してて、自動車の運転そのものが負担にならないどころか大好きという僕のような人間が、医師から「もう運転は止めてくださいね」って言われても
自動車の運転を止めることは到底できなかったのではないかと思うのです。
ちょうどいい事故だった?
そんな僕は、事故を起こす前に発作をコントロールできていたら逆に、きっといつかもっと大きな事故を起こしていたんじゃないか?って思うんです。きっと誰かを殺していたかもしれない、自分も家族を残して死んでいたかもしれない、誰かの子供を殺していたかもしれない。
なのに誰も死傷させず、クルマに対する執着も無くなり、自分も大したケガも無い・・・こんなちょうどいい事故、ありますか?
今回の事故は誰も犠牲にならなかったし、僕は多少怪我はしましたがちゃんと回復できる程度のケガでした。その上
「クルマの趣味はもうヤメよう・・・」
って心底思える出来事でした。事故の規模と僕の負傷の程度、心の変化を考えると実はこれ以上ないくらい
ちょうどいい事故だった!
って思っています。結果的には運転免許証は取り上げられ事業所は辞めざるを得なくなり色々買い物や用足しは電車バス徒歩、そして女房の協力無しにはできなくなりましたけど・・・ね。
車検も保険もいらねぇカーリースの勧め
でも逆にクルマが無くても十分生きていけることに気が付きました(笑)
色々不自由ですが徒歩ゆえの楽しさや気楽さもあります。何より自動車を手放すとお金がかからないので経済的にかなりラクになります。
車が無いがゆえの不自由さと比べても経済的な負担の少なさはありがたいと思います。無くしてから「あぁ、クルマってこんなにお金がかかるもんだったんだなぁ」って、しみじみ感じます。
あと1年と数ヶ月で免許証は還ってきますが、その時は自家用車はカーリースにしようと考えています。
たぶん軽自動車で1ヶ月2万円前後だと思いますが、思ったよりも安いですよね?保険も税金もタイヤ代もオイル交換も車検も全ぇ~ん部込み!ですからね。
「最後に自分のモノにならないのにお金を払い続けるなんて・・・」
っておっしゃる方もいらっしゃいますが、僕はてんかんなんて病気を発症してしまった以上はより安全性の高い自動車に乗るべきだろうと思うんです。
つまり最新の“安全運転支援装置”を搭載している自動車に。
リースなら型遅れになった車を返して最新の装置のクルマに乗り続けることができるんじゃないかと思いますし、また僕のような人間はそうすべきかな・・・って思いますしね