警備員が底辺の仕事と言われる理由は“誰もやりたがらないから”

警備員は底辺

僕も警備員として交通誘導警備をやっていましたが、警備員は底辺の仕事なのは間違いないです。

この記事ではなぜ警備員の仕事が世間から

底辺

と認識されているのか?書き連ねてみました。

給料が底辺

昨日入ってきた奴の手取りが¥7000

勤続20年の警備員の手取りが¥10000

※会社によります(笑)

どんな会社、どんな仕事もさすがに勤続10年を超えるとそれなりに給料や立場が変ってくるんですが

これが警備員の現実です。

会社同士の付き合いが大したこと無い

警備員の計算は

一人ナンボ

たぶん一人?万円前後(笑)下手したら?万いかない。

そこから警備員の日当と経費を出すので警備会社の儲けは意外に少ない。

なぜこんなに安いのか?なんだかんだ言ってもやっぱり建設会社の人から見ると交通誘導は・・・

大した仕事ではないという認知だから。

作業員さんでも一人前になるには数年かかる

警備員はどこの事業所でも務まらなかった人物が・・・

数ヶ月でモノになる。

建設会社も利益を出さなければいけませんからね。

削れそうなところは削る。

警備会社が多過ぎる

大きな災害が起きると国の予算による工事が一気に増えて

それに伴い警備会社も増える。でも

そういう災害対策が一段落すると通常のインフラ工事だけになり

警備員もいらなくなる。なので仕事欲しさに・・・

安売り競争が始まる

志願者が少ない

ハローワーク内に専門部署が設置されるほど需要に対して志願者が圧倒的に少ない。

なぜ少ないのか?まぁ言わずもがなですかね。

誰だってあぁいう仕事、嫌ですよね。

できるならもっと違う仕事がしたい。

でもどうしても、他に無いので仕方なく警備員をやるんだと思います。

この辺が“底辺の仕事”と、言われる所以ですかね。

独身者が多い

独身がいけないわけではないです。が

結婚生活を経験していない人って薄っぺらい人多い。

警備会社の人って独身者かなり多い。

独身の集団でやってる仕事ってなんだか大した仕事に感じない(個人的なイメージです)

底辺かどうかはやってみないとわからない

意外に楽しい仕事

傍目には単純に旗を振っているだけの仕事にも見えますが

実際は変則的に出入りする工事車両や一般車両などの動きを察知しつつ

一般車両と工事車両がうまく流れるように調整を行いながら誘導を行う

その場で自分の裁量で行う仕事も多くあるので

忙しい現場、難しい現場ほどやりがいはあるかもしれません。

誇りを持てる

警備員は雇ってくれた顧客の工事車両と一般車両が接触しないように

作業員さんや歩行者が事故に遭わないように職務を行います。

言ってみれば他人様の命を守っているともいえます。

自分の誘導のミスによって事故が起きないように日々行う仕事には・・・

誇りを持てるかもしれません。

早く帰れることも多い

夏の灼熱地獄の中で、又は体の芯まで冷える真冬の道路でつっ立って行う仕事ですが

実は丸一日やっているわけではないです。

幹線道路だと9時~夕方4時

作業内容によってはもっと短い

それでも一日分の日当がいただけます(会社による)

稼ぎたければ夜も日曜祭日もどうぞ

どうしても工事が重なることもあり

忙しい時は警備会社のキャパシティ超えることもあります。

その時どうするかと言うと・・・

日勤終わった警備員が数時間仮眠して夜勤に向います(苦笑)

完全にブラックですが

喜ぶ向きもあるので(笑)

Win Winな関係になっているようでもあります(笑)

学校と同じ

偏差値が低いからといって高校に行く権利さえないのでしょうか?

学校に行って色々学んで、友人ができて、クラブ活動をやる・・・

そんなあたり前の学校生活を送る権利はどんな子供にもあると思うので

偏差値の低い高校にも存在意義があると思います。

同じような理由で

  • どこの事業所でもうまくやれない人
  • 高齢で、働きたくても働けない人
  • 病気や体の機能に問題があるが働きたい人

そういった人が普通に働ける職場があってもいいと思いますし実際

今はそういう立ち位置で警備会社は機能していると思います。

まとめ

  • 希望すれば誰でも、どんな奴でもなれる(身分証明の出る方)
  • 給料安い
  • 誰もやりたがらない
  • どこの事業所も勤まらない奴が来る職場
  • 昨日入って今日辞める奴多し

なんだか江戸時代の口入れ屋のような感じなので(笑)

“底辺の仕事”

と言われるのは当然です。でもそれはそれ。

実際にやった人、今やっている人にしかわからない

誇りや楽しみもあります。

将来結婚して、家を建てて、子供をもうけて進学させたい

そういう若い人にはやってほしくありませんが

今、何か問題を抱えている方に対しては

警備員

という選択肢が用意されているというのも

経済的なセーフティーネットみたいな感じで社会的意義はあるのかもしれません。