トランペットが上手になるコツ。上手になるためのたった一つの考え方

となりで吹いているあの先輩のように吹きたい。伝説の先輩のようになりたい!毎日そのように考えながら日々部活動をがんばっていることと思います。

たかがラッパと言えども、一生懸命に取り組んでいる子供たちをたった数ヶ月で上手な子とヘタな子に2分する残酷な楽器なのも事実!

この記事では下手な子と上手な子の決定的な違いと、上手になるための方法、考え方を解説します。上手になるためのコツを知って楽器をガンガン鳴らせるようになって、部の皆から信頼され伝説になるような演奏者になってくださいね。

上手い人の特徴

トランペットの上手な人の特徴をあげてみました。

スパッと音が出てる

いつでもどこでも気持ちよくポンッと音が出るのでテンポよく聞こえる。必要な時にドンと出てくるのでカッコイイ。

小さな音でも聞こえる

小さな音で吹いても部屋中に響く感じなのでバンドに埋もれずにちゃんと聞こえます。

大きな音でもうるさくない

強く吹いても体中が音に包み込まれるような感じでうるさくありません。

チューニングがわかりやすい

倍音がたくさんでているからでしょうか、チューニング時音が合っているのかどうかすぐにわかります。

だからあなたは上手くなれない

トランペットを毎日がんばっても上手くなれない理由を書き出してみました。

舌突きが違う

tuとかtoとか“つ”とか、教えてもらったいろいろな舌突きを試していることと思いますがそのようなことではうまくいきません。トランペットを吹くとき考えるのは“正しい舌突き”ではなく“正しい音出し”なんですね。

「正しい舌突きで吹けば正しい音が出るはず・・・」

正しく聞こえますが、このような考え方では上達は見込めません。

教則本をがんばる

正しく音出しができていないのに教則本をがんばってもそれはムダな練習です。教則本の内容をいくらがんばっても絶対に上手くはならないでしょう。音出しをあきらめて教則本に入ってもそれは単なる“逃げ”にしかなりません。

高い音や大きな音を出す

金管楽器はしょせん唇による空気の振動を管で増幅させているだけですからどんなやり方でも音は出ます。しかしその音や出し方で高い音や大きな音を出してもそれはただの騒音で、上手くいかないことから逃げているのにすぎません。

あなたが今すぐ改めるべきこと

上達するために今すぐ改めるべきことをあげてみました。

正しい舌突きをすればイイ音が出る

まずこの考え方がダメです。細長い筒に息を吹きかけて音を出す時に舌突きや口の形を気にしますか?とにかくあらゆる角度から息を吹いてみたり強さ、太さを変えてみたりしますよね?トランペットを吹く時もそのようでなければいけません。

イイ“音出し”のイメージを持つ(コレ重要!)

一般的に「いい音のイメージを持って」などという指導者の方がいますがこれは正確ではありません。正しくは

イイ音出しのイメージを持つ

です。ではどんなイメージか?というと、難しくはありません。カンタンです。ドアをノックする時の

“コンコン”

って感じで音を出せるようになりましょう。音楽的には“マルカート”って言うんですかね。先ずコレができないとロングトーンやリップスラーの練習なんかいくらやったところで上達など一切見込めないでしょうね。

まとめ

よく考えると~すれば上手くいく的な考え方はあらゆる方面で間違いを起こしているような気がします。大切なのは

うまくいくようにやる

のが大切なのであって~すれば上手くいくというある種のノウハウのようなやり方や考え方に偏ってはいけないのはどの世界でも同じなのかもしれません。

もし今何かで悩んでいることがあるようでしたらまずはこの辺を、この辺の考え方を疑ってみて、今の自分は~すれば上手くいく的な考え方をしていないか?

今一度自分を見つめ直してみてください。もしかしたら何かの光明が見えるかもしれません。