ポリテクセンターのビル“管理技術科”で職業訓練を受けながら資格試験にチャレンジしてみて感じた事を思うままに書いてみました。
学科は書いて覚える
2級電気工事士に限らずですが、学科に関してはとにかく書きまくることをおすすめします。
勉強ってテキストを流し読んだり眺めているだけじゃ絶対に身に付きません。
覚えたり暗記したりするには
- 目
- 口
- 耳
- 手
これら全て使って脳細胞に浸み込ませることが必要です。
テキストを見て学習するときは
- 見て
- 声を出して
- 聞きながら
- 書く
というふうにしてしっかり覚えてください。
意味が分からない語句はググる
テキストを見てる時に知らない語句に出会っても
「だんだんわかるだろう・・・」
としてその意味を調べない人も多いのではないでしょうか。
それではその後に続く言葉の意味もぼやけてしまって
全体に何を言っているのかわからないまま次に進むことになってしまいます。
それでは無駄に時間を浪費することになってしまうので
一字一句スマホを使って調べることをおすすめします。
今は本当にいい時代ですので知らないことはその場ですぐに調べることができます。
現代のツールを余すことなく使って学習を進めましょう。
「めんどくさい」とか「時間かかりそう」
とか思わないでやってみると意外に理解が深まると思います。
電気工事士の実技について
元々勉強はキライじゃなかったので学科試験は通りましたが、実技試験が大変でした。
お義父さんの急死もあってあって十分な準備ができなかったこともありますが、それでも僕はあるていど練習できました。
でも普通の人はなかなか練習できないと思います。
これ、ネット上で「独学で大丈夫」的な書き込みが多いですが、絶対に真に受けてはいけません。
実技試験は複線図が命
実技試験は何かしらの工具を使ったことのある人は、工具の使い方に関しては心配ないかもしれません。一番の難関は
結線間違い。
スリーブの刻印や接地線と電源側の区別など細かな項目はありますが、絶対に間違えてはいけないのが
配線
電気の流れを一カ所でも間違えるとその時点で試験は終わりを迎えます。
小さなミスは減点で済むかもしれませんが結線の間違いは即刻退場です。
そのようなことにならないようにするにはとにかく
複線図を正確に書けるようになることです。
しっかりとキレイに複線図を描ければ実技試験は7~8割方合格したも同然です。
試験に受かる複線図の書き方とは?
ここでは最も大事なことだけ言いますね。
- 電源の接地線(白)を真っ先に器具に繋ぐ
- 電源(黒)を真っ先にスイッチにひく
- コンセントも最初に白黒入れてしまう
先ずこれです。どんなパターンもサッサとここまでやって、後はその回路に見合う配線を考えながら複線図を書いて
課題を作りましょう。
そうすれば3路スイッチも4路スイッチもリモコンスイッチも怖くないですよ。
試験がスタートしたら先ずここまでサッサとやっちゃいましょう。
プロが挫折していた
僕の隣の人は大きな工具箱を持ってきていました。たぶん本職の電気屋さんなんでしょうね。
でも課題を全部できずに敗退してました。
他に周りの方々もかなり苦戦していました。屁みたいな道具でサッサとやっちゃった人って僕を含めて
ポリテクのようなところで訓練した方々だけでしょう。
電気の実技試験はどんな人も絶対に侮ってはいけません。