特定のクルマに限ってはほぼ“マニア”に近いほどの“車好き”でしたが・・・
なぜ僕は自動車の運転をヤメることができたか?
僕はいつも乗ってる古いクルマを自分で修理交換しながら維持管理できている事に無上の喜びを感じつつ毎日朝夕30分の通勤を大いに楽しむ典型的ないわゆる
“車好き”でした
ですからタバコ買いに行くにしても「歩いた方が早くね?」ってトコわざわざ大きなクルマに乗っていくほどでした。
こんな僕ですからいくら医師から自動車の運転を禁止されてもそう簡単に自動車の運転をヤメるなんてことはなかなかできそうに無く、結局交通事故を起こしてしまい入院。
その後退院して事業所に出向きお詫びと御礼の旨を告げてその後他の同僚と雑談をしている時にその同僚曰く「Iさん(私)が入院した後Iさんと仲良くしていたTさんが来た時にTさんが言ってたんですが・・・」っと前置きして、そのTさん曰く
赤信号で停車していたTさんが対向してくる僕に気が付いて手を振ると私も振り返していたそうですが、赤信号にもかかわらず通過していったことが3度程あったそうです!まぁ残念ながら事故の後に聞いた話なんですが・・・
てんかんの治療薬にはヤバい副作用がたっぷり!
てんかんの治療薬って結局発作が起きないように脳に作用するお薬なんで
“注意力傷害”とか“認知障害”
などの副作用もあります。つまりてんかんの治療中、つまり副作用が少ない自分に合ったお薬が見つかるまでは上記のような症状が出やすい可能性が高いです。
そうじゃなきゃ僕が信号無視なんていう自殺行為を何回もするなんて・・・考えられません。
ですから一度突発性のてんかんと宣告された以上は、自分に合うお薬と出会うまで、発作が止められその上副作用が少ないお薬と出会えるまでは
絶対に自動車を運転してはいけないと思います。
運転してしまった私はその後どうなった?
その後大きな4WDのクルマでコンクリートの壁を登りジャンプして出口のゴミ集積所の上に載っかりつつすぐ脇にある電信柱にゴッツンしてSTOP!
大切にしていた我が愛車はフロント部を大きく損傷して廃車!
不幸中の幸いだったのは“犠牲者”が無かったのと、僕自身も後遺症が残るような大変な大ケガにならなかったことでしょうか。
今になれば先生の言う通り早く車の運転をヤメるべきだった!っと思います。正に
痛恨の極み
てんかんって自分に合う薬が見つかれば今のように発作なんて全く起きなく、しかも副作用も無くなるわけです。
ですから僕は初めててんかんの発作を起こした時点で3ヶ月程事業所に休職を願い出て、お医者さんと一緒に
自分に合う薬を捜すべきでした
ほとんどのお医者様はてんかんに関する造詣はあまり深くは無いと思います。しかし目の前に患者がいる以上、医師として患者が抱える病状を快方に向かわせるために全力を尽くしてくれると思います。
あれこれお薬を試し、血中濃度を確認したり発作が起きていないか、副作用はどうなってるか、確認しながら最も良いお薬を見つけ出してくれるでしょう。
そんなふうにして数ヶ月はかかるかもしれませんがきっとあなたに合うお薬を見つけてくれると思います。
その日まで、どんなに車が好きでも、いや車が好きなら自動車の運転は最後に発作を起こした日から2年過ぎるまで我慢しましょう。