昔50歳の自分を想像した時の姿と
今の自分の姿
その落差に自分で驚いてしまう。
こんなにみじめな50代も無いもんだと思う。
「こういう仕事だけはやりたくなかったが・・・」
っと思いながら先日火葬場の遺体を焼く仕事に応募したらその仕事も選考から落選!(爆)
「はは・・・どんだけ俺って必要とされていないのよ」
そんな独り言が口から出てくる。その今の状況がこれです。
ガードマン稼業
ガードマンってなんだか夢破れてっていうか挫折してっていうかそんな感じの人がする仕事って感じがするので
やらないに越したことは無い仕事だった。
でも、今やってます。やらざるを得ない。
どこのどんな事業所でも俺を雇ってくれなかったが
警備会社では即採用
微妙だがちょっとうれしかった(苦笑)
でも車に映る自分の姿を見るたびに
ちょっと落ち込む。
家族でアパート暮らし
さすがにムスメが思春期を迎える頃には何とかして家を建てるなり実家に入るなりしているんじゃないかと思っていたが、狭いアパートに家族3人肩を寄せ合うように暮らしているという最低の暮らしぶり。
娘にはプライベートは無く、かといってアパートを出ていく経済力もない。
自転車操業のような家計
何も金持ちでなくてもいいがせめて毎月1万円でも貯金できるようならいいが、逆にガードマン稼業で稼いだ金よりも支出が多い。
女房もパートの仕事をしているが、どう考えても足りてない。あいつ、どっから金を捻出しているんだろう。
これではいつか破産してしまう。
両親の杖にもなれない
元々年老いた両親のために都会からUターンしてきたのに事故や病気のせいもあるが逆に両親から多大な援助を受けている。
何だこりゃ!?
こんなことならオレはいっそ帰ってこない方が両親は楽だったろうに。
更に女房の両親まで色々援助してくれる。
本当に、涙が出るほどありがたいが、そのやさしさ、思いやりがまた、オレとしてはせつなく苦しい思いになる。
早く元気に、立ち直ってくれることを願ってのことだと思うが
再就職がこれほど難航してくると・・・
不安しかない。
若者のようにはいかない
人は「そのままで終わるな。がんばれ」って言うんだろう。
しかし何をどうがんばればいい?がんばるチャンスもない。
上に上がれない人の気持ちが・・・今になって始めてわかるような気がする。
昔俺は今の自分のようなおっさんに対して傲慢にも
「努力が足りないからそんなふうになるんだ」
と、思っていた。でも違った。
- 加齢による体力の減少
- 柔軟性を失った身体能力と思考能力
- 劣化している体の機能
- 歳を取った家族や子供などのサポートに時間がとられるので残業しずらいし休日も必要
このような理由によって
“会社のために盲目的に働いて食って寝るだけの若者”
のような、魅力的な労働者には我々はなれない。
だから雇用されにくい。
決してあの時の彼らの努力が足りなかったわけではなかった!
ということが今更わかった。
ポリテクの友人からメールが
先日、といってもその友人からメールが来たのは1ヶ月以上前だったがオレが気が付かなかっただけなんだが・・・そのメールの返信に
「オレは未だに再就職できずにガードマン稼業だよ」
っと出したら彼が「ガードマンだろうと何だろうとその仕事に需要があり、その仕事をしっかりやっているのは立派なことだよ」
っと言ってくれた。確かにそうなんだがそれよりも彼がオレを元気付けようとしてくれている気持ちがありがたく嬉しかった。
それにしてもカネだ!金が要る
今年はムスメに自動車運転免許を取らせたいし来年は進学。カネはいくらでも欲しい。ほんと、ドン詰まりの時期に最もお金を必要とする時期を迎えるとは・・・
この苦境をどうやって切り抜ける?少なくともムスメに何かをあきらめさせることはしたくないなぁ
来年の今頃は俺、どうしているんだろう・・・
不安しかない。