運転はヤメとけ
てんかんと診断されるとお医者さんは自動車の運転や高所での作業を禁止します。
そういう状況下で交通事故を起こすと警察は病院に確認後、公安委員会に通報。公安委員会は運転免許を取り消します。でも警察が既往症を知らないと取り消しにはなりません。すると当然ながら私たちは・・・
余儀なく自動車を運転します。
まぁ仕方ないですよね。昨日まで普通に運転していたのに今日から運転を止めるなんて。
通勤にしろ買い物にしろ今日から車を使わないなんてある意味日常生活に“革命”を起こすようなものです。
きっと家族の理解を得るのも難しいかもしれませんね。でもそのまま運転して万が一、それがたとえ小さな事故でも起こしちゃうと
免許取り消し
どんな理由があってもそれは“運転してもいい理由”になりそうもありません。
法律が変った
2014年6月1から法律が変り
“発作があり、運転中に事故を起こす危険をみずから知りながらも、忠告を無視して意図的に運転を続ける場合には、診察した医師が警察に申告することができます”
医師には患者に関する情報に守秘義務があるので患者の病気などに関する情報を外部に漏らしてはいけませんが、自動車の運転に支障がある場合にのみ警察に通報できるようになったようです。
ただし“義務”ではありませんので医師から見てよほど悪質でもない限り医師から通報されている方はあまりいないのではないでしょうか。
しかし持病のある方や高齢者による交通事故が多いので、このままでいくと医師の視点で自動車の運転に支障を及ぼしかねない患者のデータを公安委員会に提供しなければいけなくなる・・・なんてことになるかもしれません。
僕は事故がきっかけ
僕は出勤途中に起こした自損事故によって免許が取り消しになりました。
法律施行後てんかんの発作を起こして救急車で運ばれ治療していただいてましたが、医師は公安委員会に通告は行っていなかったようです。
交通事故を起こすまで公安委員会からは何も通達はありませんでした。免許が取り消されたのはその後の自損事故の影響だと思います。
事故当時、警察官が僕のサイフの中から見つけた診察券の病院へ既往症を聞いててんかんが発覚し、その後取り消しになりました。
悲惨な事故を教訓にしよう
最近「ブレーキ痕が無かった」とか「回避した様子が無い」とか、明らかに意識が消失していたんじゃないか?っと思わせるような事故がとても多くなってきたと思います。
ニュースを見ていると「この人、もしかして・・・」って思うような事故。
僕は自損事故で済みましたが、それって・・・とても幸運だったのかもしれないって思いました。
最近池袋や三ノ宮でも悲惨な事故が起きています。特に三ノ宮のバス事故は、運転士が一瞬意識が無くなったのかな?っと思えるような事例であります。
あぁいう事故を起こす可能性が比較的大きい私たちは自らすすんで
大丈夫!
って思えるコンディションを手に入れてから、自動車の運転に臨みたいですよね。それと意識して安全運転支援装置の装着車をすすんで選択したいと思います。
- けっこういい歳になってきた
- 発作が完全に止まってない
- 安全運転支援システム非搭載車だ
こういう状況では絶対に運転しない事をおすすめします。
悲惨な被害者と加害者がいなくなりますように。