殺されるかもしれない
最近高齢者による悲惨な事故も多いんですが同じくらい多くて心配なのが“失神してた?”って思える事故です。
僕自身が自動車の運転を医師から控えるように言われていますし、昨年自損事故を起こしているので愚直に守ってます。
しかし世の中には医師の指導を守らないで自動車に乗っている“てんかん”の方もいらっしゃるかもしれませんね。最近も数件
もしかして失神してた?
って思えるような交通事故起きていましたよね。例えば三ノ宮のバス事故。停車中の路線バスが動き出し道路横断中の人たちが轢かれて死亡した!とか、福岡でノーブレーキでコンクリート壁に衝突して運転手が亡くなり客が重症を負ったタクシー事故。
これらは運転手に停車しようとする意思が感じられない、「もしかして気絶してた?」って思える・・・そんな事故でした。
失神してるかも?病気を隠してる可能性高し!
てんかんに限らず“失神”を起こす病気は非常にたくさんあります。そもそも失神は体の不調・不具合だけではなく、普段服用しているお薬や環境によっても起きます。
失神したからてんかんということは全くないんですね。ただし失神する可能性のある患者を持っている医師は患者に対して自動車の運転を止めるよう勧告しますし場合によっては警察に通告する事があります。
しかしある種の、例えばてんかんの場合、発作がコントロールできていると失神がほぼ起きないですし起きても夜間の限られた時間帯にしか起きなかったりします。こうなるといくら医師から自動車の運転を差し止められてても
運転の仕事を辞めない、または就労する方が出てきます
しかしそういった方々が業務中や日中に絶対、100%発作を起こさないっ!っと一体誰が言えるのでしょうか?
母の事故
以前60代後半(当時)の私の母が走行中ガードレールのない県道から外れて2mほど低い田んぼに軽トラごと転落したことがあります。
幸い母に目立った怪我はありませんでしたが、その時の事を母は全く覚えていませんでした。落ちる瞬間や落ちた後の事など・・・
その時は聞き流しましたがたぶん・・・失神していたんじゃないかなぁ。自損事故でよかった・・・
母は何も持病はありませんし服用しているお薬もありませんでした。しかしそういうコトもあるのですから誰もがテレビで見るような悲惨な交通事故
加害者より被害者が悲惨
最近高齢者による悲惨な交通事故が相次ぎ高齢者の運転免許に関する議論が活発ですが、このまま失神と思しきわけのわからない事故が増えてくると
失神するような病気を持っているヤツの免許も取り上げろっ!
っていう議論も出てきそうで、てんかんを持っている僕としては少し怖いところもあります。
とは言え交通事故の被害者は非常に悲惨です。やはりあぁいった被害者を絶対に出さないようにある種の取り組みは絶対に必要だと思います。
安全運転支援装置付き自動車に乗りませんか?
個人の権利を剥奪したり一部の人だけに何らかの取り組みをさせるよりも、みんなが使う自動車に事故が起きにくい機能を持たせた方が間違いないと思います。いくら人間に注意を促しても間違いは絶対に起きますからね。
今までの安全運転支援装置は夜間や悪天候のときは対応できなかったりしましたが、最近“第2世代”と呼ばれる装置はそういった悪条件を克服しつつあります。
もう少しで今までよりも革命的に性能が上がりそうです。とはいえ今から自動車を買い替えるのも大変です。
自動車の買い替えが無理でも後付の安全装置もあります。
うっかり踏み間違えても急発進しない装置がカー用品店で取り付けまで行っているようです。またトヨタ自動車ではプリウスとアクアに関しては現在の安全運転支援装置の取り付けを行ってくれるそうです。
今の時点でも様々な取り組みがありますので、大事故を起こす前に先ずは自動車から考えませんか?