フェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラス買ってみた
上手くいきました!イケます
全然ダメかもしれないって思っていただけに嬉しい!
こいつを使うとテンションプーリーいらないみたい(後に必要と分かりました。詳細は後記で)
このベルトに最も負荷かかる5速の高速走行してみたけど全然大丈夫!
スリップしている感ゼロです(嬉)
フェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラス
バネ破断
事の始まりは走行クラッチを高速にしても高速にならなかったことから始まりました。
「走行クラッチのテンションプーリーが弱くてベルトがスリップしているんだろう・・・」
くらいにしか考えなかったのでプーリーのバネを強くしたのですがそれでも症状は改善せず
原因が分からないまま使用して走行不能になってもイヤなので
「一体どこが・・・・」
っと思いながらその場でエンジンから油圧ポンプのシャフトに動力を伝えているこの前修理したVベルトをよく見ると
Vベルトの一部分だけが激しく消耗している個所を見つけてしまった!
テンションプーリが無い?
エンジンを止めてベルトを触ってみるとテンションが全くかかってない!
「テンションプーリーはどこ?」
っと探すと、プーリーは上からばねで吊るす方式のようでしたが
バネがサビで劣化して切れてプーリーが下に落下してしまっている。
テンションが無いので皮一枚でつながっているVベルトもユルユル
それでも何とかつながっているので低速は何とか走っていたが高速になると滑って空回りしている
っという状態でした。
「走行不能になる前にガレージに入れねば」
と、そっとバックしてガレージに退却しました(残念)
Vベルトの交換は無理だと思った
ガレージに戻って再度よく見ると、走行系のベルトを交換するにはどうしてもオーガを回している3本の太めのベルトを外さないではいられないようです。
でもオーガユニットを外さないとかなり厳しそうに感じましたし
そもそもこんな大きなオーガユニットを外すなんて・・・無理!
「輪っかのベルトではなく、繋ぐ方式のベルトがあれば・・・」
そう思ってググってみたら・・・あるんだ!
数種出てきました。
クボタKBS2400のベルトとしてはフェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスが最も適していると思った
繋ぐベルトの中でもフェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスは繋いでしまえば1本物のベルトのようになります。
そうすれば100㎜あるかないかのプーリーも何とかなるかもしれません(金具でつなぐ方式だとプーリーが小さ過ぎる可能性があった)
それに少しきつめにセットすればテンションプーリーが無くてもしっかり動力を伝えられそうだったのでフェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスに決めました。
ただ問題は価格でした。思ったよりも高い(苦笑)
既存のVベルトの長さを計測したら大体87㎝でしたが、販売しているのは最低でも2mで18000円程度します(普通のVベルトなら3000円程度。フェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスなら1mでよかった)
修理屋は時間7千円
とはいえ、コイツをプロに頼むと時間大体7千円✕作業時間なので修理代は
たぶん5~7万円?
やっぱり自力でフェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスに交換して
耐久性に期待するより他あるまい・・・っと思っていたが、上手くいって本当に良かった。
ちなみに昨年末農機具屋さんに行って色々聞いた時に「こういったベルトを使ったことはありますか?」
と、聞いたら使ったことはないそうです。プロはやっぱりオーガ外すんですねぇ
スゲー
今日使ってみた
全く問題なし。シュートから飛び出した雪が遥か彼方まで飛んでいく。絶好調!
骨董品のような機械だけど、今の除雪機に負けない性能のクボタKBS2400
一生大事に使おうと思っていた。でもそこはやっぱり機械なので
いつかはどっか逝くんだろうとは思っていた。でもまさかバネが錆びて破断するとは・・・予想外でした。
でも機械の故障っていつもそんなもんなんですよね。
除雪機は1馬力=10万円
稲刈りコンバインと同じでロータリー除雪機は
1馬力10万円
と、言われています。雪国で使っている大型の手押し型の除雪機はおそらく・・・
300万円はするでしょう(驚)
雪国では皆、乗用車は軽トラでも除雪機は立派なヤツを欲しがります。
私の使っているKBS2400は元々スクラップ屋に眠っていた逸材
JRの倉庫にスクラップを引き取りに行った時についでに引き取ってきたそうです。
その時のJRの職員さん曰く「整備点検ばっかりで全く使っていなかったんだよなぁ」
っというお話を聞いて僕は瞬間的に・・・
「買った!」
って声を上げていました(笑)
単純に24馬力なら240万円の機械をスクラップの値段で買うんですから
コスパ最高ですよね。
それにコイツが故障で眠っている間は去年買ったワドーの8馬力程度の小さな機械で除雪していましたが
KBS2400での除雪と比べるとやっぱり時間はかかるし作業も大変でした。
やっぱり大きな機械は楽ですね。
骨董品ですがまだまだ活躍していただくために大切に使っていきたいです。
後日またまたスリップ!
その後2回程度使って
「フェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスのテンションは大丈夫かな・・・」
と、思い最高速の5速高速で走らせてみたらやっぱり滑ってるみたいで5速高速の速度が出ない。
「テンションが弱いのか?」
と、考えてっプーリーを留めているバネのナットを8㎜程度上に引き上げて再度走らせてみたら
今度はGood!
ま、それはよかったがここで一抹の不安。それは
ベルトがどんどん伸びやしないか?と、いうもの。
フェナードライブズ(FennerDrives) パワーツイスト プラスは構造的に小さなコマをいくつもつなげて構成されているので
通常のVベルトよりも伸びそうな気はする。
ま、伸びたら1コマ抜けばいいのだが
その作業もめんどくさい。
まだそこまでには至っていないが
今年いっぱい様子見か?
ま、でも今は正常に動いてます。
ただ嬉しいだけ。
後記
最初はテンショナー無しで除雪機を使っていましたが
ベルトに最も負荷のかかる最高速ギアでの移動の際、どうしても最高速が出ないので
破断してしまったバネと同じバネが走行クラッチに使用されているのを発見し
走行クラッチは別のばねにして、テンショナーにその破断したのと同じバネを装着してテンショナーを復活させて
しっかりテンションを与えた結果
しっかり高速走行できるようになりました。
かなりキツ目に装着したつもりでしたが、テンションは必要でした。
誤解のないようにここに記しておきます。